【参院】ガーシー除名決定　議員の資格失う

　2022年年7月の参院選で初当選した政治家女子48党（旧NHK党）のガーシー（東谷義和氏）参院議員（比例代表）をめぐり、尾辻秀久参院議長は15日の参院本会議で、ガーシー氏の除名を宣告した。ガーシー氏は当選以来1度も登院することなく、議員の資格を失った。

　14日の参院懲罰委（鈴木宗男委員長）で最も重い処分で議員の身分を失う「除名」を全会一致で採択されていた。15日の参院本会議で懲罰処分が発議され、採決結果は、賛成235票、反対1票。出席議員3分の2以上の賛成で可決されるため。1951年（昭26）以来、72年ぶりとなる「除名」が正式に決まった。

　国会議員の除名は過去に2例。参院では1950年4月の小川友三氏、衆院では51年3月に川上貫一氏が、いずれも除名処分となっている。

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